6.14 メタバースとは?
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FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグが2021年10月に自社のメタバース領域への拡大を発表して以来、このコンセプトは世界中の多くの人々の注目を集めています。そして、メタバースがザッカーバーグの発表よりずっと前、具体的には90 年代初頭から既に独立したコンセプトであったことを知ったら驚かれるかもしれません。今回は、メタバースとは何か、その全貌を5つの点にまとめて、ご紹介します!
本記事では、メタバースとは何なのか、仮想通貨とどのような関係があるのか、そもそもマーク・ザッカーバーグはこれらすべてにどのように関わっているのかなど、メタバースについてすべて解説していきます。早速見ていきましょう!
それでは、まず最初に、メタバースのコンセプトを定義しましょう。

ビデオ解説
動画解説: メタバースとは?
読書が苦手ですか?「メタバースとは?」の動画解説を見てみてください。
What is the Metaverse? (Meaning + Animated Examples)

メタバースとは?
インターネット上では、メタバースのさまざまな定義が見つかります。役立つというよりも混乱を招く説明もたくさんあります。
この用語自体は、1992年にアメリカの作家ニール・スティーブンソンが書いたSF小説「スノウ・クラッシュ」に由来しています。
マークがこれを思いついた最初の天才ではなかったのです!
当時でさえ、ニールはメタバースを仮想不動産を備えた仮想現実の世界であると説明していました。メタバースへの接続さえも、現在ではVRゴーグルと呼ばれる特別なゴーグルを介して行われます!彼は、携帯端末を身に着けることでメタバースに生涯接続し続ける「アバター」というサブカルチャーについて説明していました。そして、想像できるでしょうか。今日、これはもうフィクションではなく、現実になろうとしているのです。
ちなみに、これは素晴らしい古い本ですが、想像力を掻き立たせるのに本当におすすめです!
簡単に言えば、メタバースはデジタルの世界です。最も一般的な例は、どうぶつの森やSecond Lifeなどの人気のあるビデオゲームを中心に展開されています。このデジタルの世界では、自分のアバターがあり、周囲の地形、アイテム、および他の人のアバターと対話することができます。
メタバースというと、頭にVRヘッドセットをかぶっている人を想像するのではないでしょうか。これは、VRツールを使用すると、前述のデジタルの世界にさらに没入できる、つまり、3D体験ができるということです。
メタバースという言葉に複数形(Metaverses)があることにご注目ください。メタバースは複数存在する可能性があるからです。これは、1 つのプロジェクトやデザインに限定されるものではありません。
ユーザーがメタバースで実際にできることと、それがなぜ必要なのかを見てみましょう。
まず、多くの人はメタバースを新世代のゲーム空間としてイメージしています。現在、VRセイバーや登山などのさまざまなアクティビティ、さらには友達と協力してプレイする協力型ゲームなど、VRを使ったゲームのオプションがすでに複数あります。
将来、メタバースユーザーは、仕事場をバーチャルに改善したり、友人や同僚とミーティングをしたり、デジタルミーティングハブを訪れたり、遠く離れた異国の地に旅行したり、さまざまなことができるようになるだろうという憶測が広まっています。10年後、私たちの日常生活の多く(買い物、ゲーム、友人に会ったり)が、メタバースという新しい幻想的な次元や現実に移行していても、それほど不思議ではないかもしれませんね。
ただし、そうは言っても、今日「メタバース」というと、もう 1 つの概念として、ブロックチェーン技術で構築されたデジタル世界を指すことが多いです。これについて詳しく見ていきましょう。
「ブロックチェーン」とは、「新時代のデータベース」ともいえる情報保管場所です。家族の写真をアルバムに保存するのと同じように、ブロックチェーンは情報を保存することができます。ほとんどの場合、この情報は仮想通貨のトランザクション(取引)に関連するものです。多くのブロックチェーンには、そのブロックチェーンに関連する独自のネイティブ仮想通貨があるからです。
さて、ブロックチェーンはメタバースといったいどういう関係があるの?という疑問がすでに聞こえてきそうですが... ご安心ください。
そんな疑問を解消していきましょう!実際、考えているよりもはるかにシンプルです。
メタバースがブロックチェーン技術で構築されていると言うのには、簡単に言うと3つの意味があります:
- メタバースは少なくとも何らかの形で分散化されている。
- メタバースを使用すると、仮想通貨で取引できるようになる。
- 自分のプロフィール情報はブロックチェーン、つまり新世代のデータベースに保存される。
ほとんどのブロックチェーンは分散化されています。これは何を意味するかというと、それらを監督する中央の権威が1つもないということです。最も単純に想像すると、あるSNSプラットフォームにアクセスしたとき、ユーザー体験はそのプラットフォームの所有者に依存することになります。そのプラットフォームを運営する企業は、ユーザが見ることができるもの、できないもの、言うことができるもの、ユーザーが他の人とどのように交流するのか、などを管理するのです。
このようなSNSプラットフォームの分散型バージョンでは、コミュニティが制約を課さないことを決定すれば、前述のような制約は一切ありません。つまり、分散型プラットフォームは、背後に単一の支配権を持たず、意思決定者はコミュニティに依存するのです。
分散型メタバース内では、民主的な投票の形で、コミュニティの他のメンバーと意思決定を行うことができます。メタバースの健全性は、中央の権威ではなく各個人に依存します。素晴らしいことではないでしょうか?
次は、新しいメタバース世界での仮想通貨取引に関する疑問に移りましょう。
前に述べたように、ほとんどのブロックチェーンにはネイティブの仮想通貨があります。Bitcoin、Ethereumなどが良い例です。ブロックチェーン技術を利用してメタバースが作成された場合、ユーザーはそのブロックチェーンのネイティブ通貨でサービスの料金を支払うことができるようになります。
一番シンプルに考えると、米ドルとの取引方法です。アメリカのどの州に住んでいても、購入には全て米ドルが使われます。これは実際、世界の他の多くの地域でも同じことなのです。
現在、イーサリアムがメタバース開発に最適なブロックチェーンであるというのが一般的な意見です。これは、このネットワークが「グローバルコンピューター」として説明されることが多く、その上ですでに多くの大規模プロジェクトが開発・作成されているためです。
その点、イーサリアムは、分散型インターネットの新しい形であるWeb 3.0を支える基盤的なネットワークであると考えられることも多いです。このトピックについてもっと知りたい方は、「Web 3.0とは?」という解説記事もぜひご覧ください!
話を続ける前に、なぜイーサリアムは他のブロックチェーンよりも優れているのでしょうか?
スケーラブルで、安定していて、信頼性が高く、そして最も重要なのは、スマートコントラクトを実装した最初のブロックチェーンであるということが挙げられます。この特別な自動処理、あるいは自動化されたロジックによって、人々は相互に合意を結ぶことができ、相手が合意の一部を守るかどうかを信じる必要はないのです。すべてはオープンのコード化されたロジックの下で処理され、起動後に第三者が外部から影響を与えることはできません。ほとんどの場合、元の開発者でさえもできないのです!
スマートコントラクトにより、ネットワーク上での高速かつ安全な分散型取引が可能になります。メタバースを実装すると、スマートコントラクトはバックグラウンドで動作します。ゲームを起動するときも、仮想の土地にお金を払うときも、スマートコントラクトは気づかれずに関与しています。
最後に、3つ目のポイントである、ブロックチェーン上に保存されている情報のプロフィールである「メタバースパーソナリティ」について見ていきましょう。
ブロックチェーン技術のおかげで、メタバース内で匿名性を保つことができると想像してみてください。それでも、何らかのプロフィールを作りたいと思いませんか?ビデオゲームでキャラクターを作成できるのと同じように、メタバース内でも仮想通貨を利用してキャラクターを作成することができます。(プロフィールは匿名ですが、アカウントには関連付けられています。)
たとえば、メタバース内で非常に人気のあるデジタルアートを作成したとします。それを作ったのが自分であることをどうやって証明しますか?とてもシンプルです。今誰が所有しているかに関係なく、自分のプロフィール上で、作成 (ミントとも呼ぶ) されたものであれば、永久にクリエイターとして登録されます。メタバースを支えるブロックチェーンテクノロジーのおかげなのです!
さて、ここまでメタバースとは何か、そして仮想通貨やブロックチェーン技術とメタバースとの関係について説明してきました。しかし、まだ1つの大きな疑問が残っています!FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグは、メタバースとどんな関係があるのでしょうか?
冒頭で述べたように、今年10月末、ザッカーバーグはFacebookの名称を「Meta」に変更し、独自のメタバース(人とつながり、仕事をし、情報を交換し、友人と時間を過ごし、その他あらゆる楽しいアクティビティができるデジタルワールド)の開発に着手すると発表しました。
世界的な大企業が、メタバースという技術をこれほどストレートに取り上げるのは初めてのことで、大きな話題となりました。これをきっかけに、メタバースという概念に対する一般の人々の興味は、顕著に高まったのです!
この新しい形のテクノロジーとコミュニケーションを試すことに非常に興奮している人もいます。逆に、非常に懐疑的な人もいます。Facebookは、ユーザーデータの収集とユーザーの最善の利益の維持に関して、最高の実績を持っているとは言い難いからです。
どちらにしても、1 つ確かなことは、メタバースは業界を変えるイノベーションとなり、私たちの生活全体に影響を与えるということです。暗号テクノロジーがメタバースのコンセプトと絡み合うことで、さらに興味深いものとなり、探求し、詳しくなることができるようになります!
メタバースとは何かについて、よくご理解いただけたでしょうか?仮想通貨の世界についてさらに詳しく知りたい方は、「ブロックチェーンとは?」の記事も是非ご覧ください。