6.2 Defi 2.0とは?
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しばらく仮想通貨スペースをフォローしている人であれば、間違いなくDeFi (分散型金融)について聞いたことがあるでしょう。これは2020年の夏に非常にホットな話題となり、金融の新しい分野として今日に至るまでその関連性を保っています。
しかし、DeFiはまだ新しいコンセプトかもしれませんが、実際にはDeFi 2.0というさらに新しい言葉が飛び交っています。そして、このタイプの分散型金融は、DeFi 1.0が直面している中核的な問題を解決することを目指しています。
本記事では、DeFi2.0について解説していきます。具体的には、DeFi 2.0とは何か、DeFi 1.0との違い、そして最も成功したDeFi 2.0プロジェクトの実例もご紹介します。
さあ、始めましょう!

ビデオ解説
動画解説: Defi 2.0とは?
読書が苦手ですか?「Defi 2.0とは?」の動画解説を見てみてください。
What is Defi 2.0? (Explained with Animations)

DeFi 2.0とは?
DeFi 2.0について話を始める前に、まず理解しておく必要のある用語がいくつかあります。それほどシンプルなトピックではないため、詳細な情報が必要だと感じた場合は、いつでもBitDegree仮想通貨初心者ハンドブックをぜひご確認ください。
知っておいた方が良い最初の用語はDeFiです。DeFiとは「分散型金融」という意味で、中央当局を持たず、代わりにDeFi仮想プロジェクトを支えるコミュニティによって管理される金融形態のことです。
DeFi 1.0では、中央銀行から融資を受ける代わりに、融資を専門とするdApp (分散型アプリケーション、または単にDeFiプロジェクト) 上でお金を借りることになります。このお金はプロジェクトのコミュニティによって提供され、匿名でdAppとやり取りできます。さらに、スマートコントラクトによって全て管理されるため、人的ミスや個人の決定が入る余地はないのです。
DeFiの主要な機能の1つで、理解しておいた方が良い2番目の用語は、流動性プールです。流動性プールは、取引に利用でき、流動性プロバイダーであるDeFiコミュニティが提供するすべての仮想通貨トークンを保管する場所です。これはお店のキャンディーの棚のようなものです。棚にキャンディーが5個ある場合、お店の在庫がなくなるのは、キャンディーが5個購入されたときです。
ただし、この場合、棚にキャンディーが1つしかなければ、キャンディーの需要がこれまで通りでも、供給できるキャンディーが1つしかないため、値段が高騰する可能性があります。逆も同様です。販売できるキャンディーが数百個あったとしても、需要がなければ、キャンディーの価格は安くなるでしょう!
ここまではすべて基本的な経済学にすぎませんが、ここで流動性プールの登場です。
流動性プールのおかげで、プロジェクトは投資家(新しい流動性プロバイダー)を呼び込むことができます。新しい投資家たちはプロジェクトトークンと、イーサリアムやDAIなどの何らかのレバレッジを導入してくれます。
時間が経つにつれて、他のトレーダーがやって来て流動性プールでこれら2つタイプのトークンを取引すると、投資家はこういったトレーダーが支払う取引手数料から受動的に利子を受け取ることができます。つまり、満足な投資家(受動的収入を得られるため)と満足なトレーダー(取引相手を見つける必要がなく、流動性プールで匿名で取引できるため)が存在するのです。
細かいことを言うと、トレーダーは実際には流動性プールで取引しているわけではありません。代わりに、取引プロセスは、流動性プールを利用した取引活動を促進するように設計された特別なプラットフォームである自動マーケットメーカーで行われます。これについてはあまり深くは触れませんが、AMM(自動マーケットメーカー)は、キャンディーを販売しているお店と考えることができ、流動性プールはキャンディーが陳列されている商品棚と言えるでしょう。
要約すると、DeFiは単独の所有者を持たない自動化された分散型金融分野であり、流動性プールを利用した自動マーケットメーカーアルゴリズムを実装します。流動性プロバイダー (投資家や初期プロジェクト所有者) は流動性プールに仮想通貨を供給します。
これは、単独のオーナーがいないお店のようなもので、同じお店のプールに自分たちの商品を持ち込んだ人たちによって所有されているとしましょう。そのお店の商品はお客が持ち込んだ他の商品と交換することができます。そうすることで、流動性プール作成者は、議決権やビジネス上の決定権を持つ、お店全体の共同所有者となります。彼らのお店は、オーナーや他の人が介入することなく、集団的に集められた商品を自動的にお客に提供します。こういったお客との取引はすべて、あらかじめプログラムされた取引ルールに基づいて行われます。
最後に、お店の共同所有者は、取引が行われるたびに受動的金利収入を得ることができます。理論的には、取引が行われるたびに古い商品と引き換えに新しい商品をお客から受け取るため、プールが空になることはありません。あらかじめプログラムされたショップの取引ルールは、商品の需要と供給、そしてプールにある商品の実際の数量に基づいて、価格と交換価値の比率を自動的に修正します。
つまり、プールがコカ・コーラでいっぱいになれば、コカ・コーラの価格は下がり、ペプシの価格は上がり始めるということです。
専門用語に関しては、一旦以上して、DeFi 2.0に移りましょう。
非常にシンプルに言うと、DeFi 2.0は分散型金融に関わる第2世代のdAppです。DeFi 1.0とDeFi 2.0の違いは、詳しくない人からすると、紛らわしいかもしれませんが、何に注意すべきかをわかっていれば、明白な傾向があることにすぐに気づくでしょう。具体的には、DeFi 2.0プロジェクトは、従来のDeFiの最も弱い部分を改善することを目指しています。
DeFi 2.0 vs DeFi 1.0
すべてのDeFiベンチャーにおいて非常に重要なことの1つは、プールの流動性です。実際、これがDeFi 2.0が従来の分散型金融と異なる主な部分です。
従来のDeFiプロジェクトでは、チームは他の投資家を惹きつけるために、自分たちのネイティブ トークンを流動性プールに大量に投入する傾向があります。時間が経つにつれて、多くの場合成功します。投資家が自分のコインやトークンをプールに持ち込んで、受動的利益を得られるようになると、プールはますます人気を集めます。
しかし、ここで核心的な問題が明らかになります。DeFiプロジェクトが生き残るために流動性プール内の投資家の資金に依存している場合、トークン価格の大きな変動と一般的な不確実性のリスクが生じます。
このように考えてみてください。プロジェクトに興味がなく、流動性を採掘する(不労所得を得る)ためだけに投資している場合、他でより良いオファー(年率の高いものなど)を見つけるたびに、投資先を変えてしまうでしょう! 例えば、毎日同じレストランで食事をしているようなものです。行きつけのレストランの食事はまあまあで、値段もそこそこ高いので、もし値上がりしたり、料理の品質が下がった場合は、行きつけの場所を変更することを検討するでしょう!
これにより、流動性プールとそれに関連するプロジェクトに大きなプレッシャーがかかります。これにより、流動性プロバイダーが大きく転換すれば、大きな不安要素が生じ、プロジェクトトークンの価格が大幅に変動することになります。
長期的に投資家を維持するという点で、DeFi 1.0プロジェクトにある唯一の希望は、素晴らしく魅力的なプロジェクトを作成することです。これにより、投資家は、最初の流動性マイニング期間が終了した後でも、プラットフォーム上で投資を継続するようになるのです。
ただし、ご想像のとおり、ユニークで画期的なプロジェクトを作成するのは簡単ではありません。従来のDeFi 1.0プロジェクトでは長期投資家を維持することは非常に困難であるため、一部の仮想通貨ファンは、この問題を完全に回避する非常に興味深くユニークな方法を考え出しました。
この方法がDeFi 2.0につながります。この話をよりよく理解するために、最も人気のあるDeFi 2.0プロジェクトの1つを例に挙げてみましょう。
OlympusDAO OlympusDAOはDeFi 2.0を代表する最大のプロジェクトと言われています。多くの仮想通貨ファンは、従来のDeFiプロジェクトの流動性の問題を解決する革新的なアプローチにより、OlympusDAOは現代で最も興味深い分散型金融の実験であると考えています。
つまり、OlympusDAOは分散型基軸通貨プロトコルです。基本的に、OlympusにはOHMと呼ばれるトークンがあり、すべてのオペレーションはこれに基づいています。こういったオペレーションには、ステーキング、債券、流動性の提供などが含まれます。
実際、OHMトークンこそがオリンパスを競争の中で際立たせるものなのです。それぞれのOHMトークンは、選択された仮想通貨資産によって裏付けられており、これによりトークンの最低価格が決まります。言い換えれば、OHMには、理論的には超えてはならない特定の価格閾値(または下限価格)があります。
このコンセプトをよりよく理解するために、次のように考えてみましょう。先ほど述べた同じキャンディー屋さんをご想像ください。店内のキャンディーの価格が1ドルだとしましょう。ただし、お店のスタッフはこれらのキャンディーを、倉庫にあるチョコレートと同じ価格に設定しています。つまり、お客はいつでもキャンディーとチョコレートを1:1の比率で交換できるということです。
現在、需要が多ければキャンディーはさらに値上がりし、2ドルになる可能性があります。ただし、これは倉庫内のチョコレートの値段である必要があるため、理論的には1ドルを下回ることはありません。つまり、キャンディーの価格を裏付けるもう1つの資産なのです。
OlympusDAOとDeFi 2.0のトピックに戻ると、ユーザーはOHMトークンを使って2つのことができます。ユーザーはこのトークンをステーキングし 、報酬としてより多くのOHMトークンを獲得したり、 割引価格で仮想通貨をOHMトークンと交換したりすることができます。ステーキングについて詳しく知りたい方は、このトピックに特化した記事もぜひお読みください。すべてがより明確になるでしょう。
さて、筆者が述べた2番目のプロセスは、DeFi 2.0の魔法が起こるときです。誰かがOHMトークンを割引価格で取引すると、そのOHMトークンと交換した仮想通貨がOlympus DAOに送られます。このプロセスをBonding (ボンディング)と呼びます。
OlympusDAOは、イーサリアムやDAIステーブルコインのような新しく取得した資産をオペレーションの流動性として使用しています。したがって、基本的には、Olympusが流動性保有者となり、Uniswapのような他の人気のある流動性プールに資産をステーキングすることができるのです。
流動性プロバイダーがプロジェクトから離れることが従来のDeFi 1.0プラットフォームの主な問題であるとお話ししたのを覚えていますでしょうか?Olympusの場合、流動性保有者であり、すべての流動性がプロジェクトの手中にあるため、「自ら離れる」ことはありません。これにより、理論的には、ある程度安全で確立された流動性の流れを作り出し、プロジェクトの長期的な資金供給を保証することができます。
まとめ
さて、ここまでのことをすべて頭で理解するのはかなり難しいでしょう。
DeFi 2.0は複雑なテーマですが、要約すると、これだけは言えます。本記事の主なメッセージは、従来のDeFi(別名DeFi 1.0)は、流動性プロバイダー(投資家)がすぐに他のより有望なプロジェクトに離れていってしまうことに苦しんでいるということです。DeFi 2.0プロジェクトは、独自の流動性の保有者になることを可能にする特別で複雑なメカニズムを導入することで、この問題を解決できるようにしています。多くの場合、この解決策によって、プロジェクトは他の第三者投資家がステーキングする資産に依存しなくて済むようになります。
当然のことながら、このトピックはさらに複雑です。OlympusDAOがOlympusPROを発表したことにより、他のプロジェクトが同じボンディングメカニズムを独自のトークノミクスでも使用できるようになりました。さらに、専用のマーケットプレイス、高度なステーキングプール機能、その他複雑なことが多くありますが、これらについては、別の記事で詳しく説明する必要があるでしょう。