Ledger Nano Xレビュー

仮想通貨の人気が高まるにつれて、安全なウォレットのニーズも高まっています。仮想通貨をネット上で保存するのはベストなアイディアではないかもしれませんが、仮想通貨を大量に保管する場合には、ハードウェアウォレットが非常に信頼できるでしょう。そのため、このLedger Nano Xレビューはハードウェアウォレットをお探しの方にとって最適な情報となるはずです。

このLedger Nano Xレビューでは、会社に関する情報、Ledger Nano Xが対応するコイン、メリットとデメリット、その他詳細など、このハードウェアウォレットに関するすべての詳細をご紹介します。

このレビューが終わる頃には、 Ledger Nano Xウォレットがご自身のニーズに適しているかどうかを判断できるようになります。

早速、運営会社とLedgerウォレットの詳細について見ていきましょう。

概要: Ledger Nano Xは、市場をリードする仮想通貨ハードウェアウォレットです。究極のセキュリティを備え、5,000以上の仮想通貨に対応し、モバイルデバイスで管理でき、同社の以前のバージョンと比べて、より快適なデザインになりました。Ledger Nano Xは比較的高価ですが、新機能にはそれだけの価値があります。

Ledger Nano Xレビュー: 企業とウォレットの簡単な紹介 

Ledgerは仮想通貨、内蔵されたセキュリティ、起業家精神、ブロックチェーンアプリケーションに関するその他の安全ソリューションの専門知識を持つ8人の専門家によって2014 年に設立されました。現在、同社はパリ、ビエルゾン、サンフランシスコに130名を超える従業員がいます。

興味深い事実: Ledgerは非常に人気があり、すでに100万台以上のデバイスを売り上げています。見事ではないでしょうか？

Ledgerウォレットはセキュリティにこだわる人に強くお勧めします。インターネットに接続時にいつでもハッキングされる可能性があるソフトウェアウォレットよりもはるかに信頼性が高いです。コールドウォレットであるため、Ledger Nano Xに転送されるすべての資産はオフラインで保管されます。このLedger Nano Xレビューでは、セキュリティについてお話しするときに、詳しくご説明します。

しかし、ハードウェアウォレットとは?

簡単に言うと、ハードウェアウォレットは秘密鍵をオフラインで保有し、トランザクションに署名するフラッシュドライブのような物理的なデバイスで、インターネットに接続しないコールドウォレットの一種です。したがって、これまでのところ、ハードウェアウォレットは暗号資産を保管できる最も安全な方法の1つであると考えられています。

ハードウェアウォレットを使用するには、ハードウェアウォレットをコンピュータに物理的に接続する必要があるため、ハッカーがアクセスする術はありません。さらに、ハッカーによって制御されているコンピューターや、ウイルスに感染しているコンピューターにウォレットを接続したとしても、アクセスされることはありません。

なぜでしょう？なぜなら、ハッカーたちはユーザーの秘密のリカバリーフレーズ (シード フレーズとも呼ぶ) を知る必要があるためです。これは確実に本人のみが知り得る情報です。それに加えて、トランザクションは、接続されているデバイスではなく、ハードウェアウォレットで直接署名されます。 

お分かりのとおり、ハードウェアウォレットは確かに非常に安全です。ユーザーから何かを盗むには、ハッカーは実際の物理的なデバイスを盗み、ユーザーのリカバリーフレーズを知る必要があります。そうは言っても、ハードウェアウォレットのリカバリーフレーズは、自分以外の人の手の届かない場所に保管してください。

さて、Ledger Nano Xレビューに戻りましょう。このハードウェアウォレットが最高なオプションの1つである理由を見ていきたいと思います。

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Ledger Nano Xレビュー: メリット

このLedger Nano Xレビューをポジティブな側面からチェックしていきましょう。最終的な決定を下す前に、それぞれを必ずご検討ください。

究極のセキュリティ

「Ledger Nano Xは安全？」- これは、仮想通貨ファンがこのデバイスを購入する前に抱く主な疑問の1つです。そのため、この疑問を解消しておくことが重要です。

Ledger Nano Xは究極のセキュリティを備えているハードウェアウォレットです。つまり、ビットコイン、ライトコイン、その他のアルトコインはすべてオフラインで安全に保管されます。しかし、すでにご存知のとおり、ハッカーはネット上でアクセスすることはできません。 

Ledger Nano XにはBluetooth Low Energy (BLE) 接続があり、ワイヤレス接続できることに気づくかもしれません。ワイヤレス接続は非常に便利ですが、セキュリティ上の懸念も生じる可能性があります。ただし、結論に飛びつく前に、Ledger Nano Xに関しては、セキュリティ上の問題がないことを保証できます。

Bluetoothを介して転送されるのはパブリックデータのみであり、秘密鍵とシードがデバイスから流出することはないため、そのことを心配する必要はありません。同社は、たとえ誰かがBluetooth 接続をハッキングしたとしても、Ledger Nano Xには変更を加える前にユーザーの許可を求めるSecure Element (SE) が搭載されていることについて強調しています。

さらに、このLedger Nano Xレビューでお伝えしておく必要があるのは、同社はLedgerウォレットライン用の安全なチップを統合するBOLOSと呼ばれる独自のオペレーティングシステムを開発したということでしょう。Ledgerは、このようなテクノロジーを備えた市場で唯一のウォレットです。 

さらに、Ledger Nano Xのデバイスを受け取ったら、最低4桁のPINコードを作成する必要があります。このコードは必ず自分自身で保管しましょう。PINを忘れた場合に備えて、新しいPINを作成するために必要な24単語のリカバリーフレーズが提供されます。そのため、「 Ledger Nano Xは安全?」と疑問を抱く必要はありません。なぜなら、これは市場で最も安全な仮想通貨ウォレットの1つであるからです。

表: Ledger Nano XとTrezor Model Tのセキュリティ機能

Ledgerはハードウェアウォレットであるため、物理的な損傷からの保護を考慮することが重要です。朗報はLedger Nano Xはデバイスを物理的な損傷から保護できる最高品質の素材を使用して作られていることです。カバーはステンレス製なので、万が一落としてしまっても安心です。

ソフトウェアウォレット (ホットウォレットとも呼ぶ) とは仕組みが全く異なります。通常、デスクトップまたはモバイルデバイスにダウンロードできます。多くの人がホットウォレットを選ぶ理由は、そのほとんどが(手数料を除く)完全に無料であり、非常に使いやすいからです。ほとんどの場合、初めて使う人でも理解することができるでしょう。

ただし、理解しておいた方が良いのは、ソフトウェアウォレットに大量の仮想通貨を決して保管すべきではないということです。ハッカーは、ウォレットの秘密鍵を盗んで仮想通貨を所有できるキーロガーを使用してデバイスにマルウェアをインストールし、感染させる可能性があります。あまり安全ではないでしょうか？ 

もちろん、すべてのソフトウェアウォレットが悪いわけではありませんが、単にハードウェアオプションほど信頼性がないのです。とはいえ、失ってもあまり支障がない量だけを保管するようにしましょう。

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主要な仮想通貨などに対応

ビットコインやイーサリアムなどの主流の仮想通貨には興味がなく、あまり人気のないオプションを好む場合は、Ledger Nano Xが対応するコインを確認することが大切です。結局のところ、既存のすべての仮想通貨に対応するデバイスは存在しないのです。

Ledger Nano Xは、最も人気のある仮想通貨を含む5,500以上のコインとトークンに対応しています。 

• ビットコイン (BTC)

• イーサリアム (ETH)

• リップル（XRP）

• USDテザー (ERC20) (USDT)

• ビットコインキャッシュ（BCH）

• ライトコイン（LTC）

• バイナンスコイン（BNB）

• EOS (EOS) 

• その他

Ledgerは他のあまり人気のないアルトコインにも対応しているため、主要ではない仮想通貨に興味がある方でも、きっと自分の仮想通貨を見つけることができるはずです。

ただし、仮想通貨のサポートに加えて、LedgerはNFTにも対応しています。したがって、仮想通貨を保管・管理するのと同じ方法で、NFTを安全に保管および管理できます。

デザインと使いやすさ

Ledger Nano Xの外観は、同社の最初のモデルであるLedger Nano Sとほぼ同様です（製造中止になり、Ledger Nano S Plusに置き換えられました）。唯一の違いは、わずかに重く、画面が大きいことですが、それでも手のひらサイズです。

ナビゲーションボタンは前モデルと同様に画面の横に配置されています。「 Enter 」を押すには、2つのボタンを同時に長押しします。

全体として、Ledger Nano XのデザインはSバージョンと比べて、より先進的であると言っても過言ではないでしょう。画面が大きいため、ウォレットアドレスやその他の必要な詳細をすべて確認しやすくなります。 

さらに、Ledger Nano Xをコンピュータに接続する際には、 USB-Cケーブルを使用して接続できますが、スマートフォンを用いてウォレットを使用することもできます。後者のオプションは、資金をハードウェアウォレットに即座に移動できるため、非常に快適です。ただし、このLedger Nano Xのレビューで前述したように、  (Bluetooth接続による) セキュリティ上の懸念も生じる可能性があります。

このように、Ledger Nano Xには本当に素晴らしいアップデートが搭載されており、このハードウェアウォレットを使うプロセス全体がより楽しくなっています。

Ledger Nano Xレビュー: デメリット

Ledger Nano Xにはいくつかの優れた機能が備わっていますが、考慮すべき点もあります。 

比較的高価

ハードウェアウォレットに関しては、主な問題の1つは、実際に購入しなければならないことです。価格は変動する傾向がありますが、Ledger Nano Xはより高価なオプションの1つです。 

現在、Ledger Nano Xの価格は149ユーロです。わずか79ユーロのS Plusモデルと比較すると、かなりの差です。ただし、Ledger Nano Xは、市場の他のウォレットでは見られない非常に魅力的な機能を備えたアップデートされたバージョンであることは確かです。 

ソフトウェアウォレットを選ぶ主な理由の1つはたいてい価格ですが（無料なものがほとんど）、仮想通貨を保管する場合は常にセキュリティを最優先する必要があります。ハードウェアウォレットにお金をかけたくないという理由だけで、ソフトウェアウォレットに保管している仮想通貨をすべて失うことを想像してみてください。‎

Ledger Nano XとLedger Nano S Plusの比較

Ledger Nano Xは、さらに多くの機能を提供できる新しく改良されたウォレットであるとお伝えしてきましたが、Ledger Nano S Plusとはどう違うのでしょうか? 

わかりやすくするために、これら2つのデバイスの簡単な比較をお見せします。 

Ledger Nano S Plus	Ledger Nano X
最大100アプリ 5,500以上の互換性のある暗号資産 Ledger Live  50以上のウォレットと互換性あり Bluetooth： - 画面：128×64ピクセル コネクタ - USB Type-C バッテリー： - 価格: 79ユーロ	最大100個のアプリ 5,500以上の互換性のある暗号資産 Ledger Live  50以上のウォレットと互換性あり Bluetoothの互換性  画面：128×64ピクセル コネクタ - USB Type-C バッテリー: 8時間 価格: 149ユーロ

ご覧のとおり、Ledgerウォレットに関しては、いくつかの主な違いがあります。Ledger Nano Xには、最大8時間持続できるバッテリーが搭載されていますが、Ledger Nano S Plusにはありません。さらに、Ledger Nano XはBluetoothとの互換性を備え、モバイルデバイス上でLedgerウォレットを管理できます。

Ledger Nano Xの価格はほぼ2倍ですが、価格に見合う十分な機能が備わっているといえます。

Ledger Nano Xウォレットパッケージには何が含まれる? 

Ledger Nano Xには、次の5つが含まれるパッケージが付属しています。

• USB Cケーブル1本

• デバイス用キーホルダーストラップ1本

• リカバリーシート3枚

• 入門リーフレット1冊

• Ledger Nano Xデバイス本体

このLedger Nano Xレビューの後半では、デバイスの使用方法について必要な情報を全てお伝えしますが、プロセスの確認に役立つスタートガイドがついてきます。

Ledger Liveとは?

さて、Ledgerハードウェアウォレットを手に入れる予定がある方は、Ledger Liveとは何かについても知っておく必要があります。簡単に言うと、Ledger Liveは、デバイスの設定と仮想通貨の管理に必要なソフトウェアです。Windows、Mac、LinuX用のデスクトップアプリはLedgerの公式サイトからダウンロードでき、モバイル アプリはApp StoreまたはGoogle Playからダウンロードできます。

Ledger Liveでできることは、デバイスを設定して仮想通貨を管理するだけではありません。Ledgerが提携しているプラ​​ットフォーム(Simplex、Coinify、1inchなど)を通じて、アプリ内で暗号資産を直接売買、現金化、交換、貸し出すこともできます。

それに加えて、Ledger Liveではステーキングで保有資産を増やすこともできます。ステーキングが何なのかをご存じない方のために説明すると、基本的には、プルーフ・オブ・ステークブロックチェーンのバリデーターとなるためにコインをロックすることです。トランザクションの検証と引き換えに、報酬としてより多くのコインがもらえます。Ledger Liveを使用すると、 Ethereum、Polkadot、Solana、Cosmos、Tronなどのブロックチェーンでステーキングすることができます。

そうは言っても、Ledger Nano Xウォレットを購入した後に何をしなければならないかを見てみましょう。

Ledger Nano Xの設定方法

Ledger Nano Xを設定するには6つのステップがあります。

ステップ 1: Ledger Liveをダウンロード。

アプリをダウンロードするには、仮想通貨を管理できるアカウントを追加します。

ステップ 2: 新しいデバイスとして設定。

新しいデバイスを設定するには、まずデバイスの電源をオンにします。Ledgerロゴが表示されるまで、USBポートの横にあるボタンを長押しします。完了したら、画面上の指示を読みます。右ボタンを押すと進み、左ボタンを押すと戻ります。画面に「Set up as a new device（新しいデバイスとして設定）」と表示されたら、両方のボタンを同時に押します。

ステップ 3: PIN コードを選択。

ここまでの手順をすべて実行したら、PINコードを選択します。画面に「Choose PIN cod（PIN コードの選択）」が表示されるまで、両方のボタンを同時に押し続けます。

いずれかのボタンを使用して何桁のPINにするかを選択し、両方のボタンを同時に押して有効にします。コードは4〜 8桁で構成されている必要があり、完了したら「✓ 」を押します。PIN を再入力して再度確認します。

ステップ 4 : 24単語のリカバリフレーズをメモ。

PINコードを入力すると、画面にリカバリーフレーズが表示されます。1回限り発行されますので、慎重にメモしてください。まず、両方のボタンを押すと、単語#1が表示されます。それを書き留めて右ボタンをクリックし、単語 #2に移ります。24単語すべてが揃うまで続けます。もう一度両方のボタンを押して次に進みます。

ここで、左右のボタンを使用して、#1のリカバリーフレーズを選択します。24単語すべてを確認するまで続けます。これで、デバイスの準備は完了です。両方のボタンを押して、ダッシュボードにアクセスします。

ステップ 5 :アプリをインストール。

デバイスの準備ができたら、デバイスにアプリケーションをインストールできるようになります。インストールするには、Ledger Live Managerに移動し、必要なアプリを選択するだけです。最も人気のある仮想通貨がすべて利用可能で、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、その他多くのアプリが利用可能です。

これで、Ledgerのダッシュボードにアクセスできるようになります。

資金の受け取り方法

暗号資産を受け取るには、まず、Ledger Live と作成されたアカウント、そして必要なアプリがあることを確認します。たとえば、イーサリアムを受け取りたい場合は、イーサリアムのアプリをインストールします。完了したら、次の手順に従います。

ステップ 1: アプリの下部にある「Transact（取引）」タブを押します。

ステップ 2：「Receive（受信）」をタップします。

ステップ 3 : 使用するアカウントを選択します。

ステップ 4 : Ledger Liveに表示されるアドレスが、デバイスに表示されるアドレスと一致することを確認します。

ステップ 5 :アドレスをコピーし、資金の送金者に共有します。

Ledger Nano Xウォレットが安全であることはすでにわかりましたが、それでも注意し、他の人と共有するアドレスが最初に提供されたものと同じであることを確認することが大切です。

資金の送金方法

送金する前に、取引の詳細を入力します。その方法についての簡単なガイドは次のとおりです。

ステップ 1:アプリの下部にある「Transact（取引）」タブを押します。

ステップ 2：「Send（送信）」をタップします。

ステップ 3 :資金を送金する口座を選択します。

ステップ 4 :受信者のアドレスを入力します。手動または、「Scan QR Code（QRコードをスキャン）」をタップして行うことができます。

ステップ 5 : 送金する金額を入力します。

ステップ 6：「Continue（続行）」を押します。

取引詳細を入力したら、確認・署名します。その方法は次のとおりです。

ステップ 1 : 取引の詳細を確認し、正しければ「Continue（続行）」をタップします。

ステップ 2 : デバイスの電源が入っていてロックが解除されていることを確認し、送信に使用するLedger Nano Xを選択します。

ステップ 3 : 仮想通貨アプリを開き、「Continue（続行）」をタップします。

ステップ 4 : すべてのトランザクションの詳細を確認し、正しいことを確認します。確認する準備ができたら、2つのボタンを押します。

ステップ 5 : トランザクションが確認されます。

このハードウェアウォレットを使用するのは少し難しいように感じるかもしれませんが、このLedger Nano Xレビューに沿って操作すれば、問題はないでしょう。

結論

Ledger Nano Xは市場で最も信頼できるハードウェアウォレットの1つです。Ledger Nano Xはコールド ウォレットで、秘密鍵はオフラインで保管されるため、ハッカーはアクセスできません。

また、Ledger Nano S Plusと比べて、新モデルの方が使いやすさが向上しています。モバイルアプリを使用して暗号資産を管理できるだけでなく、最大8時間持続するバッテリーも備えています。

Ledger Nano Xが対応するコインに関しては、5,500 以上の仮想通貨と互換性があります。とはいえ、最も人気のある仮想通貨だけでなく、あまり知られていないコインやトークンも保管できます。

このLedger Nano Xレビューでお探しの情報が見つかり、少しでも役に立てば幸いです。どのウォレットを選ぶにしても、コールドウォレットが仮想通貨を最も安全に保護できるということを覚えておくと良いでしょう。

このウェブサイトで公開されているコンテンツは、金融、投資、取引、またはその他の形式のアドバイスを与えることを目的としていません。BitDegree.orgは、いかなる種類の仮想通貨を購入、売却、または保有ルアドバイザーにご相談ください。